私たちには、伝えなければいけない価値がある
私は普段、「ダビングコピー革命」という屋号で、ビデオテープをデジタル化する事業を運営しています。またアプリ開発も現在進行形で進んでいます。
ビジネスの基本ですが、どれだけ良いサービスや商品を持っていても、知っていただかなければ売上はゼロです。私たち個人や中小企業にとって、「認知(知ってもらうこと)」こそが最大の壁であり、常に戦い続けなければならない課題です。
集客のためにやるべきことは山のようにあります。
- リアルな活動: 営業回り、チラシ配布、DM発送、イベント出店…
- ネット上の活動: SEO対策、WEB広告、SNS運用、メルマガ…
資金潤沢な大企業なら、これら全てに広告費を投じ、人を雇って回すことができます。 しかし、私たちのような個人・小規模事業者に、そんな余裕はありません。
限られた予算、限られた人員(あるいは自分一人)。 この状況で、最も効率よく、最も成果を出す方法はないか?
その答えとして、私が今、最も力を入れ、実験を開始したのが「AI×ショート動画」です。
なぜ、今さら「ショート動画」なのか?
「動画なんて、若者が踊っているだけでしょ?」 もしそう思っているなら、大きな機会損失をしています。
コスト意識の高い経営者や、効率重視の副業ワーカーこそ、ショート動画に参入すべき**「ビジネス上の理由」**があります。
「カネ」ではなく「センスとAI」で勝てる唯一の場所
WEB広告(リスティング等)は今、入札単価が高騰し、資金力のある大手企業が有利なゲームになっています。 しかし、TikTokやYouTubeショート、Instagramリールのアルゴリズムは違います。フォロワーがゼロでも、コンテンツさえ良ければ、AIが数万、数十万人に拡散してくれます。 「広告費ゼロで、広告以上のリーチを稼げる」。これは、私たちのような弱者が大手に勝てる、数少ないチャンスです。
圧倒的な「情報伝達スピード」
私たちのお客様は忙しいです。長文のブログやLPを隅々まで読んでくれる人は稀です。 動画の情報量は、テキストの5,000倍とも言われます。たった15秒〜60秒で、商品の魅力やあなたの熱量を直感的に伝えられる。ショート動画は、最もタイパ(タイムパフォーマンス)の良い営業マンなのです。
「ソーシャルグラフ」から「インタレストグラフ」へ
かつてのSNSは「フォロワーが多い人の投稿」が表示される仕組み(ソーシャルグラフ)でした。しかし今は違います。TikTokもインスタも、AIが**「そのトピックに興味がある人」**に直接動画を届ける仕組み(インタレストグラフ)に変わりました。 つまり、フォロワーが0人でも、あなたのビジネス(例:思い出保存)に興味がありそうな人に、AIが勝手に営業をかけてくれるのです。これは、無名の個人や中小企業にとって最大のチャンスです。
大丈夫です。ダビングコピー革命でもフォロワー0でいきなりの投稿で10万ビュー、1700いいね(2025年11月22日現在)
こちらの動画は、プロに依頼しました。一所懸命やっていただいた結果です。
しかし誰が作ったではなくAIでも素晴らしいもの作れば見ていただけます。
「検索エンジン」化したSNS
今、多くのユーザーはGoogle検索の代わりに、InstagramやTikTokで情報を検索します。「ビデオテープ デジタル化」といったキーワードで動画を探すのです。 ショート動画を投稿することは、単なるSNS運用ではなく、新しいSEO(検索エンジン対策)そのものです。動画を出しておくことで、検索から見つけてもらえる可能性が飛躍的に高まります。
「踊り」から「役立つ情報」へのシフト
以前はダンスや面白動画が主流でしたが、最近は「教育」「ノウハウ」「裏技」といった**「役立つ情報」が優遇される傾向にあります。 私たちのような専門知識(アナログの知見など)を持つ事業者は、無理にふざける必要はありません。「プロとして有益な情報を語る」だけで、アルゴリズムに評価される時代になったのです。
あなたに、あなたの会社に有益な情報はありませんか?お客様に特になる有益な情報です。それをおおらかな気持ちで無料で提供できるものはないですか?
この厳しい時代、集客に「甘え」は許されない
個人の方も、副業の方も、そして経営者の方も。 ビジネスをしている以上、「集客」から逃げることはできません。やらない理由を探している暇もありません。
この変化の激しい、厳しい時代を生き抜くために、甘えは一切許されない。私はそう自戒しています。
偉そうなことを言っていますが、実は私も、SNSのショート動画に本気で取り組み始めたのはつい最近のことです。「今さら遅いのではないか」と足がすくむ瞬間もありました。
正直に申し上げます。 私の会社「ダビングコピー革命」には、ある程度の予算があります。ですから、動画制作の一部はプロの制作会社に依頼していますし、今後もそうするでしょう。金で時間を買うのも経営判断です。
しかし、それだけで終わりにはしません。 「自分たちでできることは、テクノロジーを駆使して泥臭くやる」 これもまた、私の譲れない経営判断です。AIを使えば、プロに頼まなくとも、社内リソースだけで戦える領域が必ずあるはずだからです。
本テーマでは、私がAIと格闘し、ショート動画マーケティングに挑むプロセスを、成果の如何を問わず全て公開していきます。 成功すれば皆さんの希望になりますし、失敗すれば皆さんの反面教師になれるでしょう。
綺麗事は言いません。 生き残るために、使える武器はAIでも何でも使い倒す。 そんな「大人の本気の実験」を、これから見届けてください。


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